情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の紀要、その第8巻が先日刊行された。藍に近い深い青の表紙は端正で重厚でありながら、どこか爽やかな印象を与える。この表紙を見るだけで、何か不思議な感覚を覚えるかもしれない。研究機関の刊行
Read moreThe Genesis of Critical Cycling
Outline It is only natural to read this title and wonder, “what does it mean to ride a bicycle ‘cr
Read moreロンドンの先鋭カルチャー、出前スタイル
一年近く前になるが、2016年6月にロンドンを訪れた時に、自転車で出前をすることが流行っていることに驚かされた。飲食店から料理を取り寄せることが人気であり、それを自転車で運ぶ職業が注目されていたのだ。2年ぶりに会った知人
Read more日本No.1素敵ロード、オロロンライン
異論各論あるだろうが、筆者にとって日本国内でもっとも素晴らしい道はオロロンラインだ。北海道の日本海側、小樽から稚内へ至る海岸線の南北ルート。特に天塩から稚内までの県道106号線が素晴らしい。なにしろ、平坦な道が見渡す限り
Read more「自転車の世紀」展、茅ヶ崎市美術館で開催
自転車をさまざまな側面から捉える展覧会「自転車の世紀」が茅ヶ崎市美術館で開催される。産業あるいは商業としての自転車「展示会」は年に何回も各地で開催されているが、美術館で開催される本格的な展覧会としては、日本では珍しい(海
Read more小型軽量、羽根のような3つのバックパック
小型のライド用バックパックと言えば、Assosのスパイダー・バッグが有名。背負っているのを忘れるほど軽量で装着感が良い。これにインスパイヤされたと思しきCCPのボディ・バッグBEYONDは、さらにシンプルで使い勝手が良い
Read more戦争する自転車、ドイツ国防軍の自転車部隊
「Radfahrschwadronen」は自転車部隊といった意味だろうか、サブタイトルの「Fahrraeder im Einsatz bei der Wehrmacht 1939-1945」が示すように、ドイツ国防軍で1
Read more自転車の軽いお話
時には軽い話を少々。ボトルケージ28g、携帯ポンプ23g、タイヤレバー2本10g、合計61g。いずれもカーボン・ファイバー製。手元にあった一般的な製品の重量は、ジラルミン製ボトルケージ36g、アルミ合金製携帯ポンプ67g
Read moreGarminなるサイクル・コンピュータ専用機
自転車を気ままに漕ぐのも楽しいが、ロード・レースやロング・ライドでは走行状態を把握し、適切な運動に配慮しなければならない。このために用いる走行センサーと連動するサイクル・コンピュータとして、GarminやPolarといっ
Read moreアメリカの自転車フレンドリー州ランキング
アメリカ合衆国で最も自転車フレンドリーであるのはオレゴン州、中でもポートランドだと思っていた。何人かのアメリカ人に尋ねると誰もがそう答えたし、サードウェーブに代表されるシャレオツ文化と自転車は関連深い印象があったからだ。
Read more自転車ミニチュアは疾走する路上の夢を見るか?
自転車はフレームやタイヤなど構成要素が繊細だ。特にスポークやチェーンは車体に対して極細。自動車が塊だとすれば、自転車は線の集まりのようなものだ。なので、そのミニチュアともなれば、精密な再現は難しく、どのようにデフォルメさ
Read more戦争する自転車、進撃の銀輪部隊
自転車の原型のひとつがホービーホースと呼ばれる車輪付き木馬であったように、自転車は遊びや気晴しであり、スポーツや旅行の乗り物として発達した。だが、暗い時代になると、ご多分に漏れず、自転車は戦争の道具と化す。いや、正確には
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