前回からシステム構造をSwiftに移行したが、実装にはSwiftとUIKitを使用して記述していた。UIKitはiPhoneの登場と共にリリースされた歴史あるフレームワークである。現在では新しいフレームワークとしてSwiftUIが提供されており、将来性を考えるとSwiftUIへの移行が望ましい。しかし、物体検出などのサンプルコードの多くが従来のUIKitで記述されていることや、新しい言語への不慣れさから、移行にはかなり時間がかかった。
今回のバージョンでは、SwiftUIで記述し直した。そして、OSC通信が可能となったため、物体検出したオブジェクトをリアルタイムにPCに送信可能になった。
OSC通信が可能になった事により一気に実用性が高まり、音楽をリアルタイムに生成する事が可能になった。しかし、デバイス単体での音楽生成はまだ不可なので、引き続き開発を進める。