子供向け自転車教室 ウィーラースクール

Photo by Ryu Furusawa

11月19日(日曜) 養老アート・ピクニックのイベントとして、ウィーラースクールが開催されました。ウィーラースクールとは、ベルギー発祥の子供向け自転車教室です。交通ルールやマナーをただ学ぶだけではなく、様々なプログラムを通してゲーム感覚で楽しみながら、自転車の運転技術を身につけることができます。

ウィーラースクール代表のブラッキー中島さん曰く、本場ヨーロッパでは、選手の育成・強化のための競技としての自転車教室が主流であり、このような子供向けの交通ルールやマナー、乗り方が学べるのは、日本のウィーラースクール独特のカリキュラムだそうです。スポーツとしての自転車だけではなく、遊び道具としての自転車の楽しさ、何よりも「自転車が好きになる」ことを大切に考えています。今回のウィーラースクールに参加してくれた子供たちも、2日前に初めて自転車に乗ることができた子や、もっと速く安全に走りたい子など、技術レベルや年齢も様々でした。(ちなみに、最年少の参加者は3才!!)

ウィーラースクールのカリキュラムは、大きく二つに分かれています。一つは、交通ルールやマナーなどを学ぶ「座学」、そしてもう一つは、技術的な指導が行われる「実技」です。今回の養老アート・ピクニックでは、「座学」と「実技」を芝生公園内で行い、そこで習ったことを、実習として芝生公園を取り囲む舗装路に出て、実際に走行しました。

座学の様子 Photo by Ryu Furusawa

「座学」では、紙芝居のようなスライドを使ってクイズ形式で進めるので、難しい交通ルールもみんなで楽しく学ぶことができました。

座学の様子 Photo by Ryu Furusawa

「実技」では、お手本を見せながら、一本橋やスラロームを子供たちに実際に走ってもらい、走行中の視線の向きやブレーキの掛け方、ペダルの回し方、力の入れ方、バランスの取り方など、一人ひとりに的確なアドバイスがありました。難しいコースでは失敗することもありましたが、みんな果敢に挑戦し、克服していきました。子供たちは、目に見えて上達していくので、お母さんたちの驚きの歓声がとても印象深かったです。

実技の様子 Photo by Ryu Furusawa
実技の様子 Photo by Ryu Furusawa

芝生の上での実技指導は、転倒した際の怪我のリスクを大きく減らすため、子供たちの不安も減り、難しいコースに勇敢にチャレンジすることができました。

私が初めて自転車に乗れたときのことを思い出し(私の場合は下り坂で母親に手を離されるような荒い練習でした)、ほとんどの子供たちは、素人の親や家族から自転車の乗り方を教えてもらうので、今回のウィーラースクールのように、適切な指導を受け、交通ルールも学べる経験はとても大切だと感じました。

舗装路で走行 Photo by Ryu Furusawa

最後は、習ったことを実践的に学ぶため、みんなで舗装路に出て走行しました。舗装路では、与えられたコースをクリアするだけではなく、スラロームや一本橋などのコースをみんなが自由に作り合うことで、遊びの中で楽しみながら技術を習得しました。

みんなで作ったコースを走る Photo by Ryu Furusawa

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