大阪の舞洲(まいしま)そして夢洲(ゆめしま)に出かけた。2025年日本国際博覧会(以下、大阪万博)の開催予定地を自転車で走るためだ。大成功を収めた1970年の大阪万博をもう一度、との安直な発想なのか、構想から準備まで問題
Read more『路上の抵抗誌』
友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read more脚を奪われ、夢を砕かれてなお、生き抜くための物資を届け続けるパラ自転車チーム「ガザ・サンバーズ」
あらゆる言葉が意味を喪失する状況が私たちの世界で(再び)現実に生じている今、私には、自転車という限定的な枠組みのもとで何かを語ることができない。だから以下は、私たち人間に起きていること、私たちが人間としてどうありうるか、
Read more共に走ることの「予示」性:1/6野辺自転車ワークショップ所感
1月6日の「野辺自転車ワークショップ」がとても素晴らしかった。国内だけに目を向けても能登の震災から始まった重苦しい年の初めで、事前の告知もあまり盛んに行っていなかったにもかかわらず、名古屋や遠くは兵庫県から来て下さった方
Read moreDark Touring 08: 旧徳山村門入集落
日本最大の貯水量を誇る徳山ダム。そのダム湖によって当時約1,500人が住んでいた徳山村は水没し、全村廃村となっている。だが実は水没しなかった集落、門入があり、今も住む人がいる桃源郷のような場所という。在りし日の姿は映画「
Read more『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』刊行
このたび、編著書『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた』(副題:人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン)が学芸出版社から刊行されました。かねてより接触のあった、未来への広い視野を持って自転車利用推進に関わっている方にお声がけ
Read moreVisions in Motion 8:虚実
我々は日常生活の中でどのように情報を受容しているのか? 筆者の関心の一つである「サイネージ」という分野を取り上げ、実践的に功罪を検証してみる。ここで「サイネージ」とは、交通標識や貼り紙、看板なども含んだ総称として用いる。
Read moreチカーノの”Lowrider Bicycle”
”Lowrider Bicycle”は「チカーノ」と呼ばれるアメリカ西海岸・イーストロサンゼルスのメキシコ系移民達が生み出したカルチャー、”Lowrider”の一部として存在している。 ̶
Read moreバイシクル・アーバニズム + How is Life?
「バイシクル・アーバニズム」は千葉学(建築家/東京大学教授)によるプロジェクト。東京という都市を作り替えるにあたり、大規模な都市計画によらず小さなモビリティから再定義しようとする。その前提として20世紀の大量高速移動から
Read more2023年4月~の自転車ヘルメット着用「努力義務」は何を意味するか(個人と社会、それぞれの視点から)
近頃よくニュースになっている自転車ヘルメットの努力義務化とはどんなもので、どんな影響が考えられるか。主なポイントを、擬似的な対話(個々人の生活の視点)と解説(社会的な視点)の2パートに分けて整理してみた。 1. 対話編(
Read moreカーゴバイクによる生活改革:ドキュメンタリー映画『マザーロード ~母親たちの自転車革命~』
カーゴバイクのある暮らしにフォーカスした自転車ドキュメンタリー映画『マザーロード ~母親たちの自転車革命~』(2019年アメリカ、81分)が、日本映像翻訳アカデミーのイベントで日本初公開となった。専用ページで申し込めば、
Read moreショップにある自転車
1980年から1990年代にかけて、任天堂ファミリーコンピューター・通称ファミコンは日本における娯楽の形態に新しいスタイルをもたらした。各家庭のテレビの前の空間の風景を大きく変えてしまった。一方で同じ頃の屋外では、子供た
Read more