自転車の2大用途は実用とレジャー用である。同様にレンタサイクルでも、都市の近距離交通と、観光地の遊びに使われている……。 ━1997年京都議定書が策定された。排ガスを出さない自転車がクローズアップされ、公共交通で共用する
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (9)
2007年パリで生まれたヴェリブ式と、15年北京で始まった中国式の2つのタイプのシェア自転車は、世界の大都市に普及。市民の足として定着した。 両者の違いは、駐輪場の有り無し、カードかスマホ決済、官営か民営である。両者には
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (8)
今日、世界の大都市に広がるレンタサイクルには、2つのタイプがある。 ━ひとつは、2007年パリで始まった“ヴェリブ式”である。 自転車を都市の近距離交通手段として活用、交通渋滞、環境汚染に資する考えから生まれたもの。営利
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (7)
今世紀に入り、日本の“自転車活用モデル20都市”では、単一の駐輪場でのレンタサイクル実験が繰り返されていた。 ところが、2007年に始まった多数の駐輪場を持つパリ・ヴェリブ方式が、都市交通手段として認められた。この方式は
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (6)
1973年のオイルショックから今日まで、国と自治体は、自転車活用社会実現を模索している……。 80~90年代には、大量の放置自転車に悩まされながら、コミュニティサイクルと呼ぶ都市型レンタサイクルの社会実験を続けていた。
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (5)
1980年代になると、自転車需要は廉価車中心に飛躍的に増大、あまりの普及が大量の放置車を生んだ。 数字でみると、3倍を超える凄まじい増加がよくわかる。 ━国内年間出荷台数 60年300万台→90年880万台 ━保有台数
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (4)
1995年東京・大田区の池上本門寺で、「自転車供養の会」が催された。大量に廃棄処分される放置車の冥福を祈る会であった。 80年代に発生した大量の放置車問題は、育成途上にあった都市レンタサイクルに多大な影響を与えることにな
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (3)
1969年(昭和44)に生まれた新造語「レンタサイクル」は、70年代になって「貸自転車」に替わる日本語として広く定着した。 もともと自転車にはレジャー用と移動交通用の二面がある。 当初は観光地のレジャー用だけだったレンタ
Read more[ESSAY] 貸自転車ショート・ストーリー (2)
1969年(昭和44)、一人の男が貸自転車をレンタサイクルと呼び替えた……。 75年になり、省エネ対策をまとめた運輸省報告書の中にレンタサイクルという言葉が初めて登場する。レンタサイクルが公式日本語になったといえよう。
Read more[ESSAY] 貸自転車ショートストーリー (1)
「貸自転車」というコトバには、長い自転車側面史が刻まれている。戦後のある時期から「レンタサイクル」と呼び替えられ、最近では「シェアサイクル」(「シェア自転車」)とも言う。いずれの呼称もほぼ同義語だが違いもある
Read more自転車シェアリング〜深セン・ドックレス編
郊外も市街地も素晴しい環境であった桂林を後にして、次に「世界の工場」と呼ばれるIT先端都市、深セン(Shenzhen)に移動した。深センは僅か30年で人口30万人から1200万人へと爆発的に成長し、上海と北京に次ぐ中国第
Read more桂林市街地での自転車事情
桂林〜陽朔のサイクル・スーパーハイウェイ(勝手な呼称)は、ロンドンのそれよりも遥かに快適だった。だが、それだけでなく、桂林の市街地でも自転車環境は素晴らしい。何しろ、ほとんどの通りで自転車専用道が確保されている。写真は桂
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