岐阜県揖斐郡の池田山麓には、110基以上の群集墳がある。これらは願成寺西墳之越古墳群として知られている。6世紀末から7世紀初頭以後に作られ、横穴式石室をもつ直径5~20mの円墳である。2021年に発掘調査報告書のデータを
Read moreVisions in Motion 12:走査(スキャン)
年一度刊行されている『IAMAS紀要』は、教員および外部執筆者による寄稿を中心にメディア表現研究を社会に提示し、その体系の礎となることを目的としている。 第8巻(2016)と第12巻(2020)は、クリティカル・サイクリ
Read moreVisions in Motion 8:虚実
我々は日常生活の中でどのように情報を受容しているのか? 筆者の関心の一つである「サイネージ」という分野を取り上げ、実践的に功罪を検証してみる。ここで「サイネージ」とは、交通標識や貼り紙、看板なども含んだ総称として用いる。
Read moreBICYCLE ARCHITECTURE BIENNALE
BICYCLE ARCHITECTURE BIENNALEをご存知だろうか。 自転車の移動を促進することで、街を変え、街が世界(コミュニティー)を変革する、というキャッチフレーズのもと開催されている建築デザイン展である。
Read more丸いものを四角くする
世の中には目を疑うような特殊な自転車を作る人たちがいる。常識では思いつかない、そんな自転車の話をしたい。 車輪が回らないローポリ自転車 動画を見ると、昔のゲーム機に登場するようなタイヤが四角くローポリゴンタイヤからインス
Read moreVisions in Motion 5:脳内補完
再びモアレ(Moire)という現象を応用して、スリットアニメーション(Slit Animation)または、スキャニメーション(Scanimation)の原理を紐解き、プラクティカルな試みを行う。これらは見る人の脳内に自
Read moreプラクティカル・サイクリング 2022-2023
プラクティカル・サイクリング(Practical Cycling)は2022年4月から2023年3月まで実施したIAMAS(情報科学芸術大学大学)の萌芽プロジェクトだ。IAMASでは修士課程の授業科目としてプロジェクト実
Read moreVisions in Motion 1:運動体とは何か
これまでプラクティカルと銘打ってきた投稿では、文字通り、実践の中から視野を広げる試みとしてきた。本来なら、背景を説明し、なぜ実践するのか、順を追っていくことが他者への理解になるはずだが、多かれ少なかれ、面白そうだから、思
Read morePractical Cycling 11:ワークショップ
これまで自転車の話題から離れ、寄り道をしていたので少し軌道修正を試みる。 自転車を漕ぎながら、靴下を編む「チャリックス」という試みをしているメーカーがある。創業90年以上靴下を作り続けているSOUKIという会社が、編み機
Read morePractical Cycling 10:図形楽譜
楽譜の図形化について考えてみる。Steve Reich の Clapping Music(1972)は、現代のクラシック音楽の中で最も単純な楽譜の1つであり、演奏するのが最も難しい楽譜の1つだと言われる。 楽譜の長さは、
Read moreカーゴバイク化キット制作:2
本記事ではカーゴバイク化キット制作:1で目論んでいた、車椅子に牽引ジョイントを装着することでサイクルトレーラーとして成り立つかどうかの可能性を試作を踏まえ考えていく。 試作を行う為、車椅子探しから行った。車椅子をフリマサ
Read morePractical Cycling 9:平面充塡
前回に続き、連続性のあるパターンを表現してみる。タイヤ痕のような線状に現れる軌跡に対して、平面上に繰り返し展開されるパターンは「平面充填:テセレーション」という専門用語がある。 ある図形を使って隙間も重なりもなく平面を敷
Read more