女性と自転車という切り口で連載を始めて、6回目。そのきっかけとして挙げたのは、ロードバイクで出かける時に感じる個人と集団の絶妙なバランスだ。郊外を走る非日常の体験は、ジェンダーよりも自身が個であることを意識させ、ほどよい
Read moreカール・セーガンの自転車座
If the constellations had been named in the twentieth century, I suppose we would see bicycles and refrigerato
Read more自転車と放蕩娘 (4) 女性建築家が設計した住宅
少し暑さのやわらいだある日の夕方、最寄の大垣駅からひと駅の距離を小径車で走ってみた。用事を済ませたが、日が落ちるまでにはまだ少し時間がある。気軽に寄り道できるのが、自転車で出かける醍醐味だ。 寄り道の目当ては、穂積駅から
Read more自転車の安全運転を訴える教育映画One Got Fat
1963年にアメリカで制作された「One Got Fat」は、自転車の安全運転を訴える教育映画だ。タイトルを直訳すれば「一人は太った」であり、これからして意味が分からず困惑する。オープニングこそ明るく軽快な音楽が流れるが
Read moreチェスター・リーブスのママチャリ文化論
アメリカ人チェスター・リーブスによる「世界が賞賛した日本の町の秘密」(2011年)は、そのタイトルからは連想できないが自転車、それもママチャリについて論じた新書本だ。ただし「ママチャリ」だけではなく、ママチャリによって営
Read more大友克洋・寺田克也のビバ・イル・チクリッシモ!
西暦2020年に荒廃したネオ東京でオリンピックが開催される。その予言的な漫画「AKIRA」の作者である大友克洋は相当な自転車好きらしく、漫画家の寺田克也らとの共作で「ビバ・イル・チクリッシモ!」(2008年)なる希少本を
Read moreジャック・タチののんき自転車
フランスの映画監督・俳優のジャック・タチ、その長編映画第一作「のんき大将脱線の巻」(1947年制作、1949年公開)は、全編に渡って自転車が重要なモチーフになっている。何しろタチ自身が演じる主人公フランソワは自転車に乗っ
Read moreサイクル・レボリューション展(2016)の概要
2015年11月から2016年6月までロンドンのデザイン・ミュージアムで開催された「サイクル・レボリューション(Cycle Revolution)」展の概要を紹介しよう。既に3年ほど前の展覧会になるが、カタログが作成され
Read more山田正紀の自転車泥棒
SFやミステリなど多才な小説家、山田正紀は短編集「1ダースまであとひとつ」(1991年)の第四話に「自転車泥棒」を収録している。この20ページほどの短い物語では、サラリーマンの酔っぱらいが深夜の駅前にタクシーが来ないこと
Read more自転車という名のトランプ
ある時、トランプのケースに記されたBICYCLEの文字に目が留まった。トランプ、と言ってもフロボッツが予言した権力者ではなく、ゲームや手品に使われるカードのこと。裏面やジョーカーには自転車の絵が描かれている。ひとたび意識
Read more[ESSAY] 酔っ払ったら乗るな!!
ほろ酔い加減で自転車に乗った経験がある人は多い。お巡りさんもそれを咎めることはほとんどない。 昨年9月事件が発生した。一人の30代とおぼしき中年の女が、路上をふらふらと左右に蛇行しながら自転車に乗っていたという。 それを
Read more外国の絵本と自転車「Everyone Can Learn to Ride a Bicycle」
子供むけの絵本には、その国の生活、文化、歴史、考えかたなどがよく表されている。自転車が登場する絵本を読めば、海外の子供たちにとって自転車がどんな存在なのかがわかるだろうし、自転車にまつわる外国語表現も覚えられるかも知れな
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