友人から教えてもらった『路上の抵抗誌』創刊号を自転車で買いに出かけた。今回(年1号ペースの予定だそう)は特集が「路上空間を歩くこと」ということもあってか自転車の話題はほとんど登場しないが、自分としては共鳴する部分の多い雑
Read moreこち亀「開発!人間フレームの巻」について
集英社・少年ジャンプで長寿連載された秋本治の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公、両津勘吉は警察用自転車を愛用している。作中で両津がこの警察用自転車で自動車と衝突したり、時速80キロで走行したりという強烈なエピソード
Read more自転車の語源
交通史研究家、齊藤俊彦は(日本における自転車の製造・販売の始め.交通史研究 第13号)において、彫刻家の竹内寅次郎が自転車の名付け親ということを明らかにした。外国人が乗っていた一人乗りの三輪車(ラントン型)を参考に作成し
Read moreなぜ自転車を”漕ぐ”と表現するのか
「自転車を漕ぐ」という表現がなぜ使われるのかについては現時点でインターネット上だけでなく、書物においてもこの情報に関する明確な説明が見つからない。インターネット上では幾つかの情報が散見されるが大部分は曖昧な仮説や推測に依
Read moreつくば霞ヶ浦りんりんロード (1) プレイアトレ土浦
現時点で6ヵ所が選定されているナショナル・サイクル・ルートのひとつ、つくば霞ヶ浦りんりんロードを走るべく茨城県の土浦に赴いた。東京駅から特急で50分ほど、土浦駅のホームに降り立って唖然とする。待合室やエスカレータなど構内
Read more自転車マッティングのススメ
自転車でお気に入りの場所へ出かけ、椅子に座って寛ぐ自転車チェアリング、同じくハンモックで寛ぐ自転車ハンモッキングを楽しんできた。そして第3弾として最近気に入っているのが自転車マッティングだ。これは要するに地面にマットを敷
Read moreカーゴバイクによる生活改革:ドキュメンタリー映画『マザーロード ~母親たちの自転車革命~』
カーゴバイクのある暮らしにフォーカスした自転車ドキュメンタリー映画『マザーロード ~母親たちの自転車革命~』(2019年アメリカ、81分)が、日本映像翻訳アカデミーのイベントで日本初公開となった。専用ページで申し込めば、
Read more万博と自転車と万博
昨年は仕事でドバイ万博に携わったこともあり、万博というものへの興味と昔から気になっていた岡本太郎の”太陽の塔”を一目見たく、ドバイから帰国して間もない11月に大阪万博記念公園へ遊びに行くことにした
Read more暗渠を辿りピーター・シスの迷宮と夢へ
練馬区美術館の「ピーター・シスの闇と夢」展に、自転車で暗渠をたどって行ってきた。Google Mapsで怪しい緑道を見つけたところから思いついたルートは、図らずもシスの世界に入ってゆくのにぴったりのものだった。その断片を
Read more自転車と放蕩娘 (28) 個人史から語る女性ロードレースの歴史
秋晴れの気持ちのよい日には、たとえ近所でも自転車で出かけたくなる。最近はもっぱら、片道1時間くらい走るだけの短いライドだが、それでもモードが切り替わる瞬間が好きだ。結局のところ、鋭敏な身体を取り戻すことが、私にとってロー
Read more新年新型グループ・ライド 2021<サイドB>
おことわり 今回は「サドル沼には手を出すな」第2回の内容を予定しておりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響(なのかどうかはわからない)による自転車パーツの輸入・入荷の遅延、入荷時期不明などの事情により、取材
Read more自転車と放蕩娘 (27) 山下菊二《高松所見》(1936)に見るモダンガール
「自転車のある情景展」が、徳島県立近代美術館、八王子市夢美術館で開催されている。ミショー型自転車に始まる、量産型自転車や競技用モデル、宣伝ポスターの展示もさることながら、本展の魅力は、美術作品の中で自転車がどのように捉え
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