猫と自転車に乗れたなら (11)

荷物を自転車に乗せたなら〜

立春も過ぎ、三寒四温の日々となってきたら、春はもうすぐ。そう、本格的な引越しシーズンの到来!

日本では、引越しが決まると業者に頼むのが一般的。私は「引越し貧乏」と揶揄されるほど引越しが多く、これまで30回くらいは引越ししている。若い時は2t車や4t車を借りて、自分で引っ越しすることが多かった。米国に住んでいた時は、みんなに見習って、U-Halのトレイラーを車につけて引っ越した。さすがに今は体力的にも精神的にもキツいので、業者にお願いしている。

引越し業者に頼むと、家具や電化製品の他に、「自転車はありますか?」と訊かれる。自転車は引越荷物の対象で、自転車次第で荷物の積み方が変わってくるので重要。ネットでも引っ越すときの自転車の扱い方に関する情報が結構みつかる。一方、見つからないのが、自転車による引越し。文字通り、自転車を使って引越しすること。意外にありそうで、実は少ない。そこで、今回は自転車による引越しをテーマにした。自転車による引越の経験ゼロの私にとっては、かなりスゴイのである。

いろいろと調べたところ、日本では自転車による引越し事例は極めて少ないが、海外にはなかなかユニークな事例が存在する。キーワードは“Moving stuff by bicycle”。実際には、以下のいずれかのケースだ。

  1. 自分で自転車を使って引越しする。
  2. 自転車を使う引越し業者を使う。

まずは、自分で自転車を使って引っ越している人たちから。「荷物が少なければ自転車でも大丈夫」と安直に考えるのは、次の人をみてからにして欲しい。

片手でカウチ(ソファ)を持ち上げることもすごいけど、そのまま自転車に乗るというのはすごすぎる。タイトルに、hilarious(こっけい)とつけたのは、併走しながらずっと笑っている友人に違いない。

こちらは、5マイル先への引っ越し。荷物に“Overside Load”とつけているが、車道を大きな荷物を乗せた自転車で走る場合のルールだろうか。天気のいい日に仲間とサイクリング気分で引越しというスタイル、ちょっと羨ましいなあ。

下のビデオも引越しというより、荷物を乗せて走るのを楽しんでいる感じ。そもそも、こうやって自由に走れる道があって、楽しみながら引越しできること自体すごく羨ましい。

次に、自転車を使って引越しをする業者をみていこう。まずは、モントリオールのDéménagement Myette。Myettem氏が2008年にスタートした会社。バイクだけの運搬に徹している。ビデオを見ていただくと分かるが、依頼した家で、引っ越しする家具や荷物を布で梱包し、外に運び出す。ここまでは普通の引越し業者と同じ。積み出した荷物はその場で積み上げられ、一つの大きな塊になっていく。それをしっかり止めたら、ある自転車を持ち上げて漕ぎ始める。運搬開始。ここが違う。おそらく1回で単身用引越し分くらい運べてしまうのではないだろうか。なかなかすごい。

スウェーデンのMoveByBikeは、社名通り、自転車で運搬する会社。運ぶものによって小さな台車タイプ、あるいは大きめの専用カーゴを取り付けて、荷物を乗せた自転車で運ぶ。「迅速、経済的、そして環境に優しい」ことを謳っているが、「be a part of the pulsating city life (脈動する都市生活の一部になる)」としてサイクリストの呼吸や動きを捉えていくセンスは北欧的で、説得力がある。テクノロジーを駆使しながら、サイクリストや自転車を大事にしている感じがいい。

米国などでは自転車での配達をオプション入れている引越し業者もある。日本でも、DIAq(ダイヤク)やエコ配のような自転車による配達ビジネスは始まっているが、引越しビジネスはまだない。しかし、例えば京都のように細い路地だらけの町では、自転車による引越しの方が向いているかもしれない。私が東京から京都に越した時、大きなトラックは路地に入れず、広めの道路に止め、そこから台車で路地に何十回も運び込まなれけばならなかった。それならば、営業所にトラックを留め、自転車で路地内に運び込むというやり方がよかった。それにしても、まずは断捨離して荷物を減らすことが先だろう。

実はこの春、穂積から大垣へと小さな引越しをする予定。なるべく自分でやろうと準備しているが、MoveByBikeみたいな会社があったら頼みたい。自分で自転車を使って引越しすることも選択肢に入れてみようかなあ。だれか一緒に自転車で手伝ってくれる人いないかしら。。。

さて次回(こそ)、トラコ登場予定です〜。

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