新型コロナウイルスと自転車:ライド編

新型コロナウイルスの猛威は収まることなく、緊急事態宣言の拡大や延長で人々は疲弊している。厚生労働省のQ&Aによれば、緊急事態においては不要不急の外出を避け、3つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)の避けることを求めている。一方で必要最小限の外出は自粛の対象外としており、「屋外での運動や散歩の健康維持」も含まれる。つまり、屋外で自転車に乗ることは制限されていない。

 緊急事態宣言は、諸外国で見られる「ロックダウン(都市封鎖)」ではありません。医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い物、必要限度内での職場への出勤、屋外での運動や散歩の健康維持などのための外出まで、自粛の対象にはなりません。ですから、食料品などの買い占めのような行動は控え、落ち着いた対応をお願いします。  

厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
令和2年5月1日時点版より(太字は筆者による)
厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
令和2年5月1日時点版より(黄色マーカーは筆者による)

これには通勤通学や買い物といった日常用途はもちろんのこと、体力や健康の維持向上のための自転車利用も大切だ。むしろ、過度の自粛で自宅での閉じ籠る方が問題を引き起こしかねない。サイクリングに限らず適度なスポーツはメンタル・ヘルスを含めた必要不可欠の行動であり、楽しみや気晴らしを忘れないように気を付けたい。そしてその際に筆者は以下のように感染防止に努めている。

  • 体温を計り、熱があれば自宅で静養する。
  • 他の人と2メートル以上の間隔を空ける。
  • 走行時は前後に10〜20メートルの間隔を空ける。
  • 飲み物や食料を持参する。飲食店等には立ち寄らない。
  • 軽い運動量にする。長時間や高負荷の走行は避ける。
  • マスクを着用する。スヌード等でも可。
  • 除菌シートや消毒スプレーを持参し、適時活用する。

感染防止のために特に気を付けたいのが、2メートルとされる対人距離(Social Distance)だ。自転車では低速なら前後に10メートル、高速なら20メートルの間隔を求める研究もある。2人であれば並走が最も安全であり、斜め後ろにずれるのも効果的とされる。しかし、日本では道路交通法第19条で自転車など軽車両の並進が禁止されている。一般道路では縦に並んで走るしかないのが残念だ。

飲み物や食料を持参して飲食店等には立ち寄らないのは、3つの密を避けることに他ならない。ただし、トイレの問題は解決し難いので、体調を整えて短時間のライドにするべきだろう。これは運動量を軽くすることにも繋がる。過度の運動は免疫力を低下させ、感染症が起り易くなるので注意したい。そしてマスクを着用し、除菌シートを使って感染防止に努めることも必要だろう。

以上は、各種の参考情報を元に筆者がまとめたサイクリング時の感染防止策であり、何らかの裏付けがあるわけではない。本稿の内容に関してお気付きの点があれば、ご指摘いただければ幸いだ。また、同様の趣旨で書かれた以下の情報も参考になるだろう。各自が細心の注意を払って自転車を利用するとともに、流動的な状況の変化についても留意して欲しい。

【追記】知人よりアドバイスがあり、サイクリング時の注意点に検温と発熱時の自宅静養を追加した。筆者は昨年末より毎日体温を計っているものの、実際に発熱したことがなかったので、この点を書き漏らしていた。(2020年5月16日)

【追記】本記事最後の動画は削除されている。これは京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が、ジョギング時の感染防止策としてバフなどの布で口元を覆うことを勧めるもので、ご本人がアップロードされていた。動画が削除された理由は不明だが、その内容は他サイトで確認できる。(2020年9月11日)

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