シマノの電動アシストSTEPSの実験 (6) SC-E8000稼働編

【注意】本稿では電動アシスト自転車のサイクル・コンピュータを取り替えている。改造やハックと呼ぶにはおこがましいが、予期せぬ故障を引き起こし、メーカの保証を受けられない可能性がある。また、公道での走行はもちろんのこと、無人の私道などでの走行であっても、十分に安全に配慮すべきだ。筆者は一切の責任を負わないので、同様の試みは自らの責任で行って欲しい。

ミヤタのRidge Runnerが搭載するサイクル・コンピュータSC-E6010が大ぶりで気に入らず、小型のSC-E8000を購入した。しかし、それは互換性がなく動作しない残念な結果に終わってしまった。ところが、最近になって当該記事のコメント欄でアップデートにより動作したとの報告をいただいた。そこで検証を行ったところ問題なく動作したので、その手順を紹介しよう。

まず、コンピュータとPC接続機器SM-PCE02とをUSBケーブルで接続する。次に自転車のSC-E6010を取り外し、その下にある空きポートにSM-PCE02からの専用ケーブルを繋ぐ。そして、SC-E6010を元に戻して電源を入れる。ちなみに、先にSC-E8000を取り付けてはいけない。互換性がないと警告され、それ以上の作業ができないからだ。

コンピュータでは専用アプリケーションであるE-Tube Projectを起動して、電動アシスト・ユニットを認識させる。次に「ファームウェアアップデート」ボタンをクリックする。今回はドライブ・ユニットDU-E8080がバージョン4.7.1にアップデートされた。ただし、アップデート情報にはSC-E8000との互換性に関する記述はない。また、他のユニットのアップデートはなかった。

次に電動アシスト・ユニットの電源を切り、SC-E6010を取り外して3本の専用ケーブルをSC-E8000に繋ぐ。SC-E8000には電源ボタンがないので、バッテリーの電源ボタンを押す。これで電動アシスト・ユニットの電源が入り、E-Tube ProjectアプリではSC-E8000を含めて各ユニットが認識されるはずだ。何事もなかったかのように、SC-E8000の各種設定も可能になっている。

SC-E8000のカラー・ディスプレイは輝度が高く読み取り易い。同時に表示される情報は少な目だが、Garminなどのサイクル・コンピュータを併用するのであれば問題にならないだろう。何よりも小型なので、何かと混雑しがちなハンドル周りがスッキリするのが有難い。アシスト・スイッチや電動ユニットの相性も問題ないようで、力強いアシストを得て軽快にペダルを漕ぐことができた。

もう一つ、SC-E8000はワイヤレス対応であることも利点だ。スマートフォンにE-Tube Projectアプリをインストールして起動してみよう。Bluetooth LE接続ボタンをタップすれば、程なく接続されて様々な設定を行うことができる。今後のファームウェア・アップデートもワイヤレスで適用できるはずだ。技術基準適合証明等の確認はできなかったので、総合通信局に特例届出を行うのが良いだろう。

なお、今回の実験のために、筆者は交通事故後3ヶ月半ぶりに自転車に乗ることになった。現時点では脚力が半分しかなく、視力の問題が残っているので、短時間の試走に留めざるを得ない。それでも自転車に乗って風になる感覚が蘇り、この上もない喜びが込み上げてくる。同時に自転車に乗ることが、決して当たり前ではないことを痛感する。壊れたロード・バイクは未だに壊れたままだ。

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