[輪行しませんか?] エア台湾編(1)

新型コロナウイルスの影響で自由に外出、旅行できない状況が続いている。もちろんこの連載で取り上げている輪行も公共交通を利用するわけだから例外ではない。そんなわけだから、今回はレポートではなく、あえて事前のプランニングについて書き、私の計画の立て方を追体験できるような内容にしたいと思う。

行き先は思い切って「台湾」とし、滞在日数は「4泊5日」と仮定して計画を立てる。行ったことのない国であるから、まずは下調べから始める。以下に調べた範囲で輪行にまつわる台湾の交通事情について紹介する。

■道路事情・サイクリングロード
GIANTの創業地でもある台湾では自転車の利用が推進されている。都市部では専用レーンやシェアサイクルの整備が進んでいる。都市部以外でも台湾島をぐるっと一周する環島1号線という自転車道があり、長い距離でも安心して走れそうだ。

■輪行
輪行の仕方については日本と大きな違いはない。折りたたむか分解して小さくした自転車を輪行袋に入れて電車に持ち込むことになる。台北の地下鉄では自転車を輪行袋に入れずに先頭車両や最後尾の車両にそのまま乗り入れる事のできるサービスも始まっているようだ。

台北市中心部の地図、緑線の部分は自転車専用レーンのある部分。
©︎2020 Google

台北市内に設置されているサイクリングロード、金色水岸自行車道から見た景色。

移動に問題ないことが確認できたので、次に行きたい場所をベースにルートを考えてみよう。筆者が訪れたい場所は以下の通り、特に図書館や美術館などの公共建築のデザインが面白く、心惹かれる。

・廟口夜市(基隆)
・台湾大学社会科学部棟(台北)
・国立故宮博物院(台北)
・亜洲大学現代美術館(台中)
・路思義教堂(台中)
など

台湾大学社会科学部棟の外観。設計は伊東豊雄建築設計事務所。2013年竣工。©︎Wei-Te Wong
© OpenStreetMap contributors

行きたい場所を地図上にプロットしていく。今回は候補が集中している台北、台中を中心に旅程をプランニングすることにしよう。スタート地点は台北松山空港、ゴール地点を台中国際空港とし、これを起点にして地図に大まかに計画を書いてみる。

© OpenStreetMap contributors

記事が長くなってしまうので詳細な計画は次回にしたいと思う。先程紹介したサイクリングロードでの自走と輪行を組み合わせて、どのようなルートを通るのかを検討もとい空想していく。

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