IAMAS周辺ライド #6 金生山 18km

これまで紹介した IAMAS(情報科学芸術大学院大学)周辺ライドは、ほぼアップダウンのない平坦なコースであった。これは同校が河川域に広がる平野部に位置するからだ。一方で、周辺を取り囲む山間部まで行けば、そこからは坂バカ向けの険しい上り坂も控えている。ここではIAMASから最も近いアップヒルにして、極めて特異な地形と歴史を持つ金生山(きんしょうざん)を紹介しよう。

IAMASから金生山の麓までは片道8kmほどなので、ゆっくり走っても1時間ほどで着く。だが、そこからは僅か1km弱の距離で126mも上る平均斜度13%の激坂。しかも、上るにつれて道路が狭くなり、曲がり角の先に急勾配が現れる。これには誰もが心が折れてしまう。ただ、坂嫌いの筆者でも足をつかずに上り切ったことがある。健脚を誇るヒルクライマーは是非挑戦して欲しい。

金生山の上り坂

ちなみに、金生山の麓は旧街道中山道が通り、宿場町赤坂宿として栄えた。一部ながら古い町並みが残っており、本陣跡や赤坂港跡、お茶屋屋敷跡といった史跡がある。山頂には明星輪寺が開かれ、ヒメボタルの生息地でもある。数多く化石が発掘され、中腹には化石館がある。そして、石灰岩や大理石が豊富で盛んに採掘されたため、周辺の山が切り崩され異世界じみた光景を呈している。

明星輪寺
金生山の採掘場
金生山の下り坂
赤坂港会館
お茶屋屋敷跡

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