大杉トレイルのプレ・オープニングに参加

株式会社CURIO訪問時に、マウンテン・バイクの自作コースに来ませんかとお誘いを受けた。山系は知識も経験もないので、自作?手作り?と目が点になりながらも、その日がプレ・オープンとのことで、これは好機と出掛けてみた。場所は岐阜県東部の関市の大杉地区、カナクズ山という緑豊かな小山の一角。提携している「ふる里農園 美の関」に無料駐車できるので、自転車を車載しての来訪も可能。

快晴に恵まれたゴールデン・ウィークの初日、「大杉トレイル」と名付けられた会場には多くの人が集まり、美しい新緑に囲まれて賑やかで晴れやかな雰囲気。周囲には無造作に自転車が横たえられている。枯れ木を組み合わせた即席のバイク・ラックもある。ルールとマナーを遵守する利用誓約書を受付に渡すか、オンラインで提出すれば、すぐにでも繰り出すことができる。

造成されたコースは2種類で、なだらかで走りやすい全周200mの初心者コースと、難易度の高い走行に挑む全周600mの周回コースがある。いずれも山間を切り拓いて作られており、緑の樹々と木漏れ日の中を走ることになる。初心者コースでは親子連れも楽しんでいるし、周回コースからは熟練者も息を切らしながら戻ってくる。さらにはウォーキング用の遊歩道も整備されている。

この大杉トレイルは、岐阜MTBトレイル・プロジェクトなる有志団体によってボランティア的に作られている。メンバーは15人ほどで、中心になって活動しているのは数人。そして代表者がCURIOのチーフ・エンジニアである渡辺薫さん。自ら設計した自転車に跨がり、自ら造成したコースを走る。ご本人曰く「自転車のすべてを行う」との目標を、まさに実践されているわけだ。

かつて付近には防空壕があり、豚の飼育も行われていたが、近年は利用されずに樹々が密集して荒れていた。そこで、里山林整備事業を支援する形でコースを造成。この里山は渡辺さんの出身地の共有財産なので、理解も得られやすかったそうだ。だが、それでも交渉に時間がかかり、メンバーの手弁当による休日作業を続けて、2年間を要してプレ・オープンに漕ぎ着けている。その熱意に敬服するしかない。

また、数km離れた「各務野自然遺産の森」に全長1.6kmの本格的なマウンテン・バイク・コースがあるので、大杉トレイルでは子供や初心者も楽しめることを目指したと言う。気軽に無料で参加できるので、マウンテン・バイクの裾野を広げることになるわけだ。今後は試乗のフィードバックを受けて、コースの調整や周辺の整備を行い、今年秋には正式なオープンを予定しているとのこと。

かく言う筆者は大杉トレイルで実走していない。大腿骨骨折が完治していないのが理由だが、そもそもマウンテン・バイクは所有していない。周囲に花咲く機材自慢やコース談義もチンプンカンプン。ただ、底抜けに楽しそうな様子を見るにつけ、心が動かされないでもない(危険危険…笑)。なお、その後にロード・バイクで走った近隣の田園地帯も、その景色や路面が素晴らしかったことも記しておきたい。

2 comments

  1. いいですね。最近グラベルに目覚めたので、トレイルの開拓、維持にも興味が出てきました。とはいえ、河川敷ばかりで山林ではないのですが…河川法の勉強とかしようかとちょっと思っています。

    1. 東京や大阪から来られた人にも会いましたよ。次回は一緒に遊びに行きましょう。

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