小型軽量、羽根のような3つのバックパック

小型のライド用バックパックと言えば、Assosのスパイダー・バッグが有名。背負っているのを忘れるほど軽量で装着感が良い。これにインスパイヤされたと思しきCCPのボディ・バッグBEYONDは、さらにシンプルで使い勝手が良い。一方、Raphaのパッカブル・バックパックは畳んで携行し、荷物ができれば広げて背負うスタイル。前二者とは狙いが違うのだが、それぞれ比較検討してみよう。

まず、畳んだ状態での比較。スパイダー・バッグとボディ・バックは常に背負うことが想定されており、畳むための特別な仕掛けはない。そこで、パッカブル・バックパックと同型の収納ポーチに入れて比較する。スパイダー・バッグはポーチがかなり膨み、ジッパーを閉めるのに苦労するほど。一方、ボディ・バックはパッカブル・バックパックよりも薄くなるので、携帯性としては一番優れている。

左から順に、スパイダー・バッグ、ボディ・バッグ、パッカブル・バックパック。手前はiPhone 7

次にバックパックの背面の大きさを比較。スパイダー・バッグとボディ・バックはほぼ同じサイズ。これらはベストのように身体に密着するので、実際に背負うと写真以上に小さくなる。これに対してパッカブル・バックパックは2倍以上の大きさ、しかもマチ(奥行き)があるので容量はかなり大と思われた。また、これは一般的な肩紐なので、背負っても荷室の形状変化は少ない。

左から順に、スパイダー・バッグ、ボディ・バッグ、パッカブル・バックパック

それでは容量はどうか? これは、同じ形のものを荷室に詰めて比較できる。ピンポン球などが良いが、ここではiPod touchのケースで試してみた。これはiPhone 7を4台重ねた大きさ。まず、スパイダー・バッグにもボディ・バッグにもケースが8個入った。いずれも伸縮性があるので、無理なく収められる程度での収納とした。それぞれiPhone 7を32台を背負えることになる。

スパイダー・バッグと収納可能な8個のiPod touchケース
ボディ・バッグと収納可能な8個のiPod touchケース

同じくiPod touchケースをパッカブル・バックパックに入れてみたところ、なんと49個も入った。もちろん、無理なくジッパーを閉じることができる。。iPhone 7なら196台。その重量は27kg以上になるので、荷室が破れるか、肩紐が剥がれるか、バックパックが耐えられないことは必至。しかし、畳めばポケットに入るバッグが、かくも広大な容量を持つのは、驚くほかはない。

49個のiPod touchケースを収納したパッカブル・バックパック
49個のiPod touchケースの上に畳んだパッカブル・バックパック。手前はiPhone 7。

最後に重量も比較しておこう。実測で、スパイダー・バッグ=113g、ボディ・バッグ=76g、パッカブル・バックパック=120g、であった。いずれも装着感と良さと相まって、羽根のように軽く感じるだろう。畳んだ形状と同じく、重量でもボディ・バッグが優秀なのは、そのメッシュ素材ゆえだろう。なみに、iPhone 7の重量は138gで、いずれのバックパックよりも重い。

通勤通学はともかく、郊外へのライドであれば、できるだけ軽装で臨みたい。ただ、悪天候のために予備の衣服を持ったり、土産物を持ち帰ったりするためには、バッグが必要になる。一方で、多くの装備を携えたい人や、多少重くても丈夫なバッグを好む人もいるだろう。ライドの目的や条件と、バッグの諸要素のバランスが重要になる。大は小を兼ねるが、最適ではないかもしれないのだから。

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