Halfbikeの愉快

ブルガリアのKolelinia社が開発、販売しているHalfbikeは、ユニークな形状の立ち漕ぎ三輪車だ。その斬新なアイディアとともに、Kickstarterでのクラウドファンディング時に用いられた爽快なプロモーション・ビデオで一躍注目を集めた。その結果、当初目標の2倍にあたる100万ドル(約1億円)を得て製品化に至っている。かく言う私も、このビデオを見てバック(支援)したひとり。


Halfbike II from halfbikes.com on Vimeo.

エーゲ海を臨むギリシアのテッサロニキ(Thessaloniki)で撮影されたビデオは、躍動感のある音楽とともに、どこまでも軽やかに疾走するHalfbikeの楽しさを完璧以上に伝えている。冷静に考えれば、立ち漕ぎは体力を使うが、そのようなことは微塵も感じさせない。見たことのない奇妙な造形ながら、どこか懐かしくクラシカルな趣が漂よう。それほどまでに卓越したデザインであり、魅力的なビデオであった。

さて、実際のHalfbikeはどうであったか? 以下のビデオは知人とともに初めてHalfbikeに乗ろうとした様子だ。自転車とはまったく勝手が違っていて、乗ろうとしてもすぐに傾いて倒れてしまう。なぜなら、Halfbikeはハンドル(車輪)が回らないので接地点移動が起こらず、傾き始めるとセルフ・ステアリングが効かないまま、どんどん傾くからだ。幼い頃に自転車の乗ろうとして何度も失敗した日々が蘇る。

もっとも、ほとんどの人は数回練習すれば直線走行ができるようになる。右や左に曲がったり、トリッキーな走行は簡単ではないが、難し過ぎない程度に厄介であるのが絶妙だ。公園での遊びやエクササイズに最適だし、片道十数分の通勤に利用している知人もいる。折り畳めば小さくなるので、オフィスや自宅に運び込むのも苦にならない。洗練されたともユーモラスとも感じる造形は部屋のアクセントになる。

ちなみに、現行製品は当初Halfbike IIと呼ばれており、それ以前にも先行製品があり、さらに先立つプロトタイプもあった。そのような変遷は次のビデオにまとめられている。基本となる構造とメカニズムは同じだが、少しずつ改良が加え、完成度を高めた経過が見て取れる。現在はHalfbike 2.1として$599(+輸送料)で販売中。ローマは一日にして成らず、この先もHalfbikeは進化し、普及するだろうか?


halfbike evolution from halfbikes.com on Vimeo.

参考:Halfbikeで行こう(どこへ?) akalogue

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